舞台「廃墟に咲く花」感想

初日と、2日目夜に観劇。
カズキングの舞台2個目。両方とも戦争関連だったけど、感じるものは結構違ったのが印象的。
「永遠の一秒」は、平和ボケしているところへ、その当り前の平和がどれだけ大切なものかということ、それを大事にしていかなきゃいけないというのを思い知らされた。
「廃墟に咲く花」は、そんなこと言ってても、こっちがいくら平和を大切にしても、いきなり攻められるってことはないとは言い切れないわけで、本当にそうなっちゃったらどうするの??っていう危機感を凄く感じた。


大切な人を守るために、自分は人を傷つけられるのか、そして、それで傷つけたことにより、また新たに争いが生じてその繰り返しになるんじゃないか、というようなことをラストで勇気が言ってたのが印象深かった。
その通りだと思う。でも優也みたく、歩み寄ってもダメな場合だってある。
うーん。


この前、「原爆はしょうがなかった」発言が問題になってたけど、確かに言い方はどうかと思うけど、原爆なかったら第二次世界大戦ってどう終わってたのかなっていうのは考えちゃう。
内側から平和を訴えてクーデターでも起これば解決したかな?
でも、もし逆の立場で、相手が抵抗してた場合は、こっちは武力以外の解決方法見いだせるのかな??


今回の舞台では、いつか廃墟(またはそれ以上)にいっぱいに広がる花を見て、「争いなんて不毛だ」って、勇気の気持ちをくみ取ってくれる人が、徐々に増えていってくれることを信じたいなぁと思った。

  • その他もろもろ感想

全体通して、何回か入るダンスが面白かった。コメディ部分はもとより、シリアスでもダンスってはまるんだなぁ…。
コメディ部分、決めポーズでさりげなく教官が混じってるところが一番ツボ(笑)。

  • 優也的感想

登場シーンごとに、去り際にグッとくるセリフあり。
「追い抜かしてみろよ」がよかった!
優也は、五貴の音楽への情熱とまっすさに嫉妬してるのを自覚してる。私は、たぶん優也はその嫉妬に関して、負けないように頑張ってたんじゃないかなって思った。なのに、自分だけ嫉妬していると思ってる五貴。しかも勝手に敵わないって諦めてる。その憤りがこもったセリフだったんじゃないかなーと勝手に妄想。


ちょっと残念だったのは、優也シーンはストーリーでちょこちょこあったので、勇気と妹みたいに過去シーンもちょっと欲しかったなぁと思ったこと。携帯小説にあった、五貴が内緒でやってたライブに優也が見に来ていて、その後それを親にバラしちゃったせいで五貴がバンド辞めることになったってエピソード、舞台中に入れてくれてたら、もっとそれまでの2人の確執が感じられたのになぁと。


あと、これは優也はストーリー的に無理だったけど、カズキングのダンスが見たかったー(笑)。


山本さんブログに舞台衣装でのカズキング写真有♪
この写真でパンフ(有料でいいから)欲しかったなー。



【舞台と全然関係ない話】
職場でとあるポスターをみかけて(これ)、姦Cトークショーでのカズキングの家ネタ(5階なのにエレベーターなし)を思い出した。
実は、時代の最先端を行く物件なのかもしれない…(笑)。


【追記】
3日目にしてようやくトラバできたー!(>_<)/