よっしー@舞台「スイッチを押すとき」

よっしーのほぼ毎日更新されるブログに負けて、木曜に当日券で見てきました。1列目でラッキー♪ 当日券で並んでた中で後ろの方だったのに、なんでそこ空いてたんだろう...。
当日券すら迷いに迷ったので(金銭的に)、パンフは我慢。なので、終わった後感想書くのにみんなの名前が怪しい・・・(^^;。


役者さんたちが凄かった・・・。みんな体当たりの演技。平日に昼公演ないんだ〜。って思ってたけど、これ1日に2回やるのはしんどそう。特にヒロイン、気持ちだけじゃなくて言葉通りの「体当たり」でもあるので、足に痣が見え隠れ!
と、そんな役者さんたちの気迫には、見に行ってよかったと思ったんだけど、内容は納得いかないことが多かったな・・・。


以下ネタバレ
なんか、物語の中で矛盾が多い気がする。なにがなんでも強く生きろ(でも人のためを思って死ぬ時だけは肯定?)って言いたいのかと思いきや、最後幸せの中死んじゃう人もいるし。
いろんな生き方がある、って言いたいといえなくもないけど、それはいくらなんでも投げっぱなしな気も・・・。


というわけで、一応原作も読んでみました。


・・・原作と全然違うのね。スイッチがあるってことと、キャラクターのおおまかな設定くらいじゃないか、同じの。
原作だったら違和感なく納得。みんな生き続けている理由が凄くよくわかったし、それが達成できて「できる範囲で精一杯生きた」と思って死んだっていうのがわかる。


舞台は、「ヒロインずるくない・・・?」って思ってしまった。今までずっと一緒にいたのに、亮のことより南さん信じるとか、しかも殺しちゃうし(挙句この辺割とスルー)。なのに、自分は最後幸せの中スイッチを押す。
境遇もなんで原作と変えたのかなぁ。オリジナルキャラの悠とちょっとかぶっちゃうから? 原作の境遇だと明るく振舞うところが納得いくし、嫌味がないのに。
大輔もちょっと納得行かなかった。大輔が優しすぎるのか、私が冷たすぎるのか、北村が思ってたことが事実だったとしても、私だったら、自殺させたのは自分って反省するより、そんなこと思うような人を親友だと思っていた自分に腹が立つよ・・・。
ヒロはある意味原作と一番変わってないけど、私が舞台で気になってたところが原作には描写があった。それは、死ぬ時に仲間に悪いって思ってるところ。ヒロって意外と仲間想いだと思ってたので(よっしーびいきだからそう見えたのかもしれないけど(笑))遥だけのことだけで、仲間を思いやらずに死ぬって嫌だなぁと思ってて。そして、やっぱり自分が殺したっていう後悔の念が強くて死ぬっていうのと(舞台)、生きる希望がなくなって死ぬ(原作)っていうのは差があると思う。


うーん。舞台は、設定のインパクトだけとって、後はキャラクターをひたすら不幸にして、でも最後は綺麗に終わらせとこうって感じに思えてしまった。
キャラクターはいいんだけどなぁ。行動とかの動機が弱いというか、全体の話に筋が通ってないというか。
でも、いろんな感想見ても「素晴らしい」って意見が多いし、私が淡白なだけかな?(^^;