ホワイトバンド

多くのアーティストがしている(天野さん、よっしー、陽佑くん、剛史くんもしているのを見たことある)ことで話題のホワイトバンド。この売り上げ代金に実は寄付金は含まれてませんって話。とうとうヤフーニュースにまでなっちゃってた。私も以前買って、しばらくしてから勘違いに気付いた。その時はスルーしつつ、さりげなくこのブログにあったバナーも消しただけだったけど、せっかくだからネタにしてみる。
以下ヤフーニュース抜粋

先月からインターネット上で、途上国を直接支援しないことへの批判が出始めた。(中略)「途上国へ食料や物を届ける運動ではありません」と書いた黄色いステッカーの掲示を順次進めている。ホームページも同様の説明を強調するよう変更した。事務局によると、材料費や流通費などを除いた売り上げの44%を、活動の広告費や事務局の人件費、政策提言の研究費、PRイベントの費用などにあてる。

これ、別の言い方してればなんの問題もなかったんだと思う。「ファッション(またはアーティストグッズ)を買うついでに貧困について考える」だったらよかったんじゃないかと。好きなアーティストがしてる→気になって買ってみる→買ってみたら世界の貧困について書いてあって考えさせらえた、という感じで。見た限りの宣伝じゃ、寄付金集めてるって思い込んでも仕方ないし、それを狙って儲けてると思われても仕方ない。だって、利益内訳見たらおかしいもん。宣伝ばっかり! 「貧困についてPRする」っていうのは大事だと思うけど、いくらなんでも責任丸投げ過ぎ。考えた結果行動したい時の道くらい提示してくれないと。バンド自体に寄付金入ってなくていいから、「入ってないので、寄付したい場合はこちらへ」と募金箱設置くらいしてくれないと説得力なし。
そして、今は寄付金が含まれてないってことを強調するより、さっさと寄付金料1%でも含むことにするか、利益そのままでいいからいくらか寄付金料金を商品代金に上乗せして売ればいいじゃと思うんですが。
なんにせよ、(自分含め)買った人は微妙な気持ちじゃないかと。寄付金含まれると勘違いしてたっていうのも恥ずかしいし、あれはPRだってわかっててちゃんと他で行動起こしてる人も前者だと思われたりしそうだし。ホワイトバンドつけてる人=PRしてる人じゃなくて、「騙されてる人」みたいに見えてしまう(^^;。
【追記】
tomoponさんが教えてくれた記事を乗っけてみる。
「ほっとけない」思い込め(asahi.com)
主旨を否定はしないけど(肯定もしないけど)、やっぱり問題だったのは内容がちゃんと伝わってなかったことだと思う。まぁ、(きっと)思ったより反響がありすぎちゃったのも大きいのかな。
これ見てると、ちょっと前の「あいのり」での論争を思い出す。難しいなー。